from Hip-4月号-
まずはHIPを代表いたしまして、3月11日の東北地方太平洋沖地震の犠牲者の方がたのご冥福をお祈りするとともに、被災者の方々に心からお見舞いを申し上げます。
3月は本来ならば春の陽射しの中、新しい門出のための卒業式であったり、来るべきご入学や新社会人になるべく準備の時であるはずですが、今回の地震は、私たち日本人に、もっと大きな課題を突きつけてまいりました。
実際に財産のみならず、大切な方を失った現地の方々をよそに、ひと時にしてスーパーから姿を消したトイレットペーパーや米にパン。ガソリンスタンドに並ぶ車の列。間違った情報に踊らされている様子がそこここに見られました。本当に必要な人は買占めからははるか遠くにいるというのに・・・。
幼い頃にオイルショックを経験している私の目には、進歩のない日本人たちの姿が映りました。こんなときこそ冷静な判断と、情報の分析。それにもとづいた落ち着いた行動が求められていると思います。
それにしましても、これだけの揺れは初めての経験で、普通にサロンでお客様と業務をしていた私も、お客様もとても怖い思いをいたしました。
まだまだ余震が続いている日々の中、その上計画停電・・・。『実際に避難所生活を余儀なくされている方に比べたらなんとありがたいこと。』と分かってはいるものの、まずサロンの営業がいつものようにできない事はとてもつらいものです。
ご予約はいただいていたものの、中止になってしまった卒業式も数多くあったようで、キャンセルのお電話の、そのがっかりしたご様子に、お気持ちがしのばれました。
私たちはただただ一日も早い復興を願うしかありません。
とは云うものの、それでも毎日、日は昇りまた暮れていきます。停電のおかげで思いがけずきれいな月や星が眺められたり、いつもよりはるかに車の少ない道路や、静かな町並みを感じたりしながら、今日よりもよい明日を願いつつ過ごしております。
こんなときにこそサロンにお見えいただいて、少しでもリラックスなさって、また気分を換えて、元気になって頂きたいものです。ぜひぜひサロンでお会いして、楽しいひと時をお過ごしください。
4月から新しい生活が始まる皆様もぜひその前におみえください。
こんなときこそ皆様と元気を分かち合いましょう。
それではサロンでお会いしましょう!
2011年4月 山宮博子