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from Hip

2017.05.01

From hip -5月号- 七五三相談会、開催です。

早くも五月となりました若葉かおる季節ですね

今年のゴールデンウィークに、私たちヒップでは、七五三相談会を開催いたします。

七五三のお仕度はもちろんのこと、撮影、レンタル衣装、お詣りご当日のご案内、お母様、お父様、ごきょうだい様のお出で立ちに関することまで、あらゆる疑問にお応え致します。

お子様にとっては一生に一度、それはすなわち親御さまにとっても一生に一度でございます。ゆめゆめ疎かになさることの無いように、と思わずにはいられません。

どの時代にも子を思う親の気持ちに変わりはございません。

ただこの情報過多のご時世です。本来あるべき姿を見失うことの無いようになさっていただきたいなぁ。と常々考えております。

古来から数々あった通過儀礼の中で、七五三は、そのお姿を比較的変化が少なく残している儀式ではないでしょうか。

戦国の世が徳川家康の手によって終わりを告げ、太平の世になり、いろいろな文化や芸術が花開き、お公家様たちの通過儀礼が、豊かな平民にも手の届くものになっていったのかもしれません。親の気持ちに変わりはありませんから。

 

着物に携わるお仕事をさせていただくようになり、日本の文化にも大変興味深くかかわっているように感じます。

三歳で氏神様にお詣りをして、ようやく人として氏子台帳に名が連なったのではないでしょうか?そこまでに亡くなるお子様も多かった時代ですから。

毎年、親御さまにお話しさせていただくのですが、七歳までは、神様から子供をお預かりしているだけ、七歳になって氏神様にお詣りをして初めて自分たち夫婦の子供としてゆるされて、手元にやってくるわけです。七歳までは神の子です。

そこで、大人と同じように帯を結び、花嫁様と同様に装い親御さまの手元にやってくるのではないか?こんな風に思うようになりました。

そして、肩上げを下すまでのほんの少しの間、(5.6年ですよね)子供の印の肩上げのある、四つ身、または本断ちの着物で過ごすわけです。

十三詣りで肩上げを下すと自他ともに認める大人となるわけです。

村の娘さんの肩上げが下りると、ご近所は、おそらく縁談を持って行ってもいいんだと判断した、ということではないでしょうか。

 

いずれにいたしましても、日本の民族衣装は大変良くできています。

お仕度も一手一手丁寧に、その瞬間瞬間が、お慶びの儀式でございます。

 

ヒップではお仕度されていく過程も大切に考えております。許される限り

着付室にご案内いたしまして、お子様がほんの少し大人に近づく感動の瞬間をご覧いただいております。

一手一手、紐一本なりともおろそかにしないお仕度を間近でご堪能くださいませ。

 

今回は七五三のお仕度についてお話いたしましたが、他のすべてのお仕度も

同様でございます。

親御さまのお慶びに技術でお応えし、お子様にお伝えいたします。30年先にも笑顔が続きますように、お写真とともに、思い出も色褪せません。

 

今月は早目に七五三について語りましたが、いつもヒップは用意万端です。

 

緑まぶしい季節です、一緒にオシャレも楽しみましょう。

この続きはサロンで

 

2017年5月  山宮博子

 

 

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