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from Hip

2018.12.01

-From Hip- 12月号 最後の武市昌子杯!

第一回目から15年出場し続けたこのコンテストでしたが、どうやら今回で終了となるらしいのです。
実は、わたくしもこのコンテストは今回限りにしようかと、迷いながらの出場でした。
そこで、ヘアスタイルも、メイクも着付も、自分のしたいようにやってみよう、とチャレンジいたしました。
結果は入賞ならずでしたが、なにかとても満足致しました。
荘司先生もごあいさつで話されていらっしゃいましたが、1回目から15年間で、出場者の方々の技術が、とてもレベルアップいたしました。
この中にはもちろんわたくしも含まれているわけですが、実際、「着物もモデルも要りません。あなたの技術だけで参加してください。」この一言に心が大きく揺れて、勉強したいと思っていた着付を、思い切ってコンテスト出場から始めたわけです。
今思えば、何も知らないということはなんという強みだったことか。
衿の美しい合わせ方から、紐の結び方まで、すべては一からの出発でした。
今までの仕事はひとまずおいて、何もかも新しく覚えようと志しました。
私の成長の歩みは、まさしく武市昌子杯の歩みではないかしら?と思ったりもしています。
予選もない、モデルも着物も必要ない、なんて素敵なコンテストだったことでしょう。自分の力の至らなさは、毎回出場を重ねるごとに明確に見えてきて、自分のできないところ、ダメなところ、知らないことを知るために時間とお金がかかるのだ、と思い知るわけです。
これは、着付けだけでなく、私たちの仕事にはすべて当てはまるわけですが、仕事だけでなく、生き方にも当てはまるのではないかしら?と思ったりもしています。

この15年で時代も変わりましたし、美容室の在り方も様変わり致しました。
コンテストに出場する前には思いもしていなかった花嫁様のお支度にも関われるようになり、私はもとより、お店のスタッフも、お客様も一緒に成長してまいりました。
『本当にありがとうございます。』今はこの言葉以外見つかりません。

また、何か明確な目標を持って歩きます。
まだまだわたくしたちHIPは前進していきますよ。
11月は早くも2020年の成人式のお嬢様たちがたくさんご予約を下さいました。2019年の成人式も間近です。わくわくは続きます。
一緒にわくわくを楽しみましょう!
さあ、この続きはサロンで。

2018年12月  山宮博子

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