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from Hip

2021.12.01

From Hip-12月号-

こんにちは!いよいよ12月となりました。

世界中にわたり前代未聞の困難の年を乗り越え、まだ油断はなりませんが、年末となりました。
沢山の困難があったにもかかわらず、
「今年はいつに増して早いわ。」
と皆さまが声をそろえておっしゃいます。私自身もそう思います。
コロナのパンデミックも2年間が過ぎ、自分のできることはできる限り力を尽くしているけれども、
果たして先は見えてきているのか?
まだまだ心してまいりましょう。

さて、暖かなこの地方にも紅葉が美しい季節がやってまいりました。
成人式、ご婚礼どちらも紅葉を待っていらした方々が、ロケーション撮影を始めております。
近くの日本庭園や、公園で、艶やかな振袖や、高貴な白無垢姿、色打掛の豪華なお姿は、燃えるような
紅葉に負けることなく、いっそうお嬢様たちを美しく映し出しております。
「映え」といったところでしょうか?

コロナの流行により、世界の常識は変り、価値基準も変わってきています。
かつて、『地味婚』をうたわれたこともございましたが、新しい人生を踏み出すお二人が、新しい価値で
婚礼のイニシエーションを捉えて、踏み出すことになさる年にもなりました。
お陰様で婚礼のお写真だけでも残したいとおっしゃる方も増え、私どもにとってはありがたいことでもございます。
ですが、ご披露宴はともかく、お二人が誓い合う式は略さないでほしいな。と思いますのは、
おせっかいでしょうか?

そんな事情もあってか、私のプロの方への着付け講習には、スタジオ関連でのお仕事をなさっている
着付師の方が、花嫁さまの着付け講習にたくさんいらしています。
以前でしたら、美容師としての最後のお勉強、仕上げの仕事として花嫁着付けが存在していたと思うのですが
(事実私はそう思っておりました。)今は、初めに花嫁着付けあり。という着付け師さんももたくさんいるようです。
私の着付けの仕事は、すべて略さない。どなたに見られてもよい仕事。を目指しております。
個室でのお仕事は時と場合によっては閉鎖的です。
けれど、その多くは一生に一度の大事なそして大切なイニシエーションのお手伝いです。少し堅苦しいな、と思いながらレッスンを受けているかもしれません。
今年は成人式のお仕度をさせていただいたかつてのお嬢様たちが、お子様を連れて、七五三のお仕度に
見えてくださり、感無量でした。
長く続ける。ひとえにこの喜びにつながります。

来年こそはよい年にしたいですね。
成人式も例年通りの人数を頂戴し、ホッとしております。
成人式が終わればすぐにも翌年のお嬢様たちに向けてのご相談会が始まります。
ワクワクは止まりません!
どうぞ来年もよろしくお願い致します。

この続きはサロンで
   2021年12月  山宮博子

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